2020年8月29日土曜日

すべては子どもたちの為に…

 先日、パイナップル組担任の中西先生が相談に来てくれました。

「パイナップル組で夏祭りをしようと思うんです。今年夏まつりに行けていない子が多いので、お店屋さんごっこも体験しながら、少しでも楽しめたらと思って。」


今年度は、新型コロナウイルスの流行があり、感染拡大防止ということで行事がなくなったり規模が縮小されての開催になったりしています。

そんな中、保育園生活最後の一年で、楽しい思い出を一つでも増やしてあげたいという年長担任の思い。

それを聞いて、私もパイナップル組と中西先生の為に何かしてあげたい!と思い、「私にも1つお店を出させてね!」と伝えました。

もちろん、子どもたちには内緒です。

何か持って帰れるようなものを…そして家に帰っても遊べるようなものを…

と考え、夏祭りらしく、ヨーヨー釣りに決めました。

当日、ヨーヨー作りをしていると、主任の島田先生・岡本先生が「手伝います!」と来てくれました。3人でヨーヨー作り開始です!!


ヨーヨー作りは初めての経験…。意外と難しく、水を何度もこぼし、周りも自分たちもビチャビチャにしながら作りました。

いよいよ出来上がり、子どもたちにお披露目です!!!

「わぁ~!!先生もするの??」「ヨーヨーだ!!」と大喜びの子どもたち。

藤林先生にも手伝ってもらい、先生たちには、もっと夏祭り感を出すため法被を渡して着てもらいました。

「丸く輪になっているところに引っ掛けるんだよ」と説明し、みんなチャレンジ!
真剣な表情で楽しんでくれました。
残念ながらヨーヨーが取れなくても大丈夫!好きな色のヨーヨーを一つ選んでお持ち帰りしてもらいました。

私が驚いたことは、お店役のパイナップル組の子どもたちが、グレープ組やピーチ組さんがお客さんとして来てくれている時に、
「先生、なにかおてつだいする!!!」「シールはろうか?」「ヨーヨーふくのやるよ!」と自ら声をかけてきてくれたこと。
自分より年下のお友達に優しく声をかける姿も見て、感動しました。

ブログでは伝わりませんが、中西先生、祭りの雰囲気を出すために囃子の音楽もかけていたのですよ。子どもたち手作りの提灯も飾ってあり、パイナップル組保育室全体が夏祭りになっていました!!
子どもたちが帰るとき、幼児クラスの子どもたちが嬉しそうにヨーヨーを持って帰る姿を見て、私たちもとても嬉しく心が温かくなりました。


すべては子どもたちの為に…


プールがなくなっても涼しく過ごせるようにと、毎日水遊びをし、ひよこを浮かべてひよこすくいをしたり、かき氷パーティ、スライム作り。
涼しい室内でもたくさん体を動かしてほしいという思いから、保育室内にサーキットを常設するなど、どの先生たちも子どもたちが楽しめることを一生懸命考えてくれています。

コロナウイルス流行だからこそ、いつもとは違う思い出作りを…という思いの中、感染防止に努めながらこれからも子どもたちの為に職員一同がんばってまいります。

副園長