2015年3月17日火曜日

ご卒園おめでとうございます。

先日、平成26年度 卒園式が行われました。


キッズフェスタが終わって、慌ただしくも今年は2週間で卒園式となり、

子ども達も例年以上に練習が大変だったと思います。

ですが、卒園式では保育園で今までで1番かっこいい姿を見てもらいたい!!

その気持ちで子ども達は今回もみんなで団結して乗り越えてくれました。

当日は、何人か体調がすぐれないお友達もいました。

それでも、自分のがんばる姿はみてもらいたい!!と最後までがんばってくれました。

そのことにまず「ありがとう」を言いたいです。

頑張ってくれて本当にありがとう。よくがんばりました!!

それでは、ここからは卒園式の様子です↓✩

入場前「ドキドキしてきた~」「楽しみや~」と、
廊下でそわそわしていたお友達も、
式が始まれば、ぴしっ!!と勇ましい姿になり、入場してくれました。

堂々と胸をはって歩く姿に早速も泣かされそうになりました。

何度も何度もお友達と見合いっこをして練習をしてきた卒園証書授与。

 練習どおり、園長先生の目を見てしっかりと挨拶、そして礼ができていました。


 私、担任から子ども達にお祝いとありがとうの花のプレゼントです。

 今までの年長さんももらってきた花束。

この花束をこの子達にも渡す日がきたんだなぁ・・・・そう思うとじーんとしてしまいました。





 そして、「おわかれのことば」

 実は練習の時から、お別れの言葉や歌を歌いながら、涙するお友達がたくさんいたんです。

言葉や歌詞の意味を理解し、「みんなと離れたくない!!!」「せんせいたちと会えなくなるのさみしい!!」と。

でも、頑張った姿もしっかりお父様お母様に見てほしいから
自分の言葉を言う時までは涙をこらえてがんばろうね。
とみんなで決め、本日を迎えました。


何度か泣きそうになるのを子ども達は頑張ってこらえていました。

約束通り自分の言葉を言い終わると、歌の途中で涙がポロリ。


ぐっと涙を堪えながらも目がうるうるしていたお友達もいまいした。

その頑張っている姿に私も涙が止まりませんでした。

泣きながらも最後までしっかりと歌い上げ、本当に良く頑張ってくれました。



保護者の方からの、謝辞、記念品贈呈です。


保護者の方の真剣な姿。子ども達の目にもしっかりと焼き付けられましたのではないでしょうか。

涙をこらえながらの謝辞、感動しました。

自ら手を挙げて下さった、お父様、お母様本当にありがとうございました。




そして花束贈呈


保護者の方から頂いた感謝の花束。

私の人生でこんなにも重みを感じた花束はありません。

その重みは私の保護者の皆様、子ども達への感謝の気持ちだと思います。

本当にありがとうございました。



最後は子ども達、職員、保護者の皆様全員で
『花は咲く』を歌いました。

大好きな子ども達、そして大好きな保護者の皆様とひとつになって歌えたことが嬉しくて、
そしてそれが最後だと思うと寂しくて、いろんな涙があふれてきました。



卒園児退場は、感動のシーンでした。


「お母さん 生んでくれてありがとう」
「一緒に遊んでくれてありがとう」
「大好きっていっぱい言ってくれてありがとう」・・・



子ども達のお母様に対する、素直なありがとうのメッセージに胸が熱くなりました。


そして、それをしっかりと受け取るお母様の姿。












お母様の子ども達に対するたくさんの愛情が伝わってきました。








お部屋に戻ってから、子ども達に卒園のプレゼントをしました。


すると、びっくりなことが!!



保護者の皆様からのサプライズプレゼントで、メッセージブックを頂きました!!

素敵なメッセージの詰まったこのプレゼントを卒園式が終わってから、

ゆっくり読ませていただきました。

かわいい子ども達と過ごした思い出の写真や、感動のメッセージ・・・。

泣きました。うれしすぎて!!

ますますお別れが辛くなってしまいましたよ(T_T)

お忙しい中、こんなことまでして頂いて保護者の皆様には感謝しきれません!!

私の保育士人生の9割をこの子ども達と過ごしてきたといってもいいくらい、

長い時間を共にしてきたこのクラスの子ども達は
一人ひとりの存在が私にとって特別で大切な存在でした。

何年も同じクラスの子ども達を担任させて頂けたこと、
当たり前なことではなく、私は本当に幸せ者です。

私が入る隙もないくらい仲良しで団結していたパイナップル組さん。

一人ひとりがすごい力の持ち主で、全員集まれば最強の年長クラスとなっていました。

素晴らしい子どもたちの影には、保護者の方の存在も不可欠です。
子どもたちががんばりやさんなのは、
お父様とお母様の毎日お仕事を頑張っている姿を見ているから

子どもたちがお友達大好きで仲良しなのは
おうちでたっぷりの愛情を注いでもらっているから

子どもたちが何事にも全力で挑めるのは、
いつも保護者の皆様が子どもたちのことを全力で応援してくださっているから

子どもたちは、お父様、お母様のそんな姿をしっかりと見てきたんだと思います。
保護者の皆様が子どもたちの素晴らしいお手本となってくださってきたから、
パイナップル組も素晴らしいクラスになりました。

そんな素晴らしい子ども達とたくさんのことを経験させてもらうたびに
私も保育士になってよかった!!
そう何度も思いました。

そして、パイナップル組はたくさんの人たちの中で育ちました。

この1年間旭ケ丘保育園の先生達全員で年長組を支えてくれました。

行事のたびに年長さんだから!!最高の思い出をのこしてあげましょうね!!
そんな思いでいろいろな先生たちが支えてくれました。

私自身子ども達、保護者の皆様、先生達・・・
たくさんの人に感謝できるすてきな一年でした。

そしてそして、掛け替えのない存在の子どもたちが卒園してしまったら、
わたしは寂しくて抜け殻のようになってしまうんじゃないだろうか・・・

今まではそう思ってきました。
そんな時ある保護者の方がこんなことをおっしゃいました。

「卒園するのが保護者としても寂しくてまだまだ心の準備ができてなかったんですが、
今日の卒園式で背中を押された気がします。
前の進もうという気持ちになりました。」

私もその言葉を聞いて心を動かされました。

子ども達は、前に進み続けることの大切さをこの1年で教えてくれました。
また新たに出会う子どもたちに、
パイナップル組さんが今まで私に教えてくれたたくさんの大切なことを
伝えていけるように、私も新たな一歩をふみだしていこうと思います。


ありがたいことに卒園してもあと2週間子どもたちは保育園に来てくれます!!
その残りの時間を大切にして
まだまだやり残している、たくさんの楽しいことを子ども達と実現して

最後の思い出づくりをしたいと思います。


本当に本当に素晴らしい時間をありがとうございました。






パイナップル組担任 出川 敬子